ロードバイク講座⑩『ペダリング効率の最大化』

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ロードバイクに乗って速く走りたいと思っている人にお届けするロードバイク講座。

今回は【ペダリング効率の最大化】についてです。

 

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1、ペダリング効率とは?

ペダリング効率とは、自分の力をどれだけ無駄なく自転車に伝えることが出来るかです。

 

初心者は、ペダリング効率が40%程だと言われています。

つまり、自分の力が40%、自転車に伝わるという事です。

それに対し、トッププロは80%程の効率だと言われています。

 

つまり、筋力や心肺機能などの身体能力が全く同じでも、ペダリングの技術が違うだけで、約2倍のパワーを自転車に与えることが出来るのです。

 

速く、長い距離を走れるようになりたいなら、身体能力の向上よりもまず先にペダリングの向上を目指すべきでしょう。

 

2、なぜペダリングの向上から目指すべきなのか

速くなりたい、長時間走りたい、そう思うならまずはペダリングを身に付けてください。

 

なぜかと言うと、間違ったペダリングで筋肉が身についたとしても、正しいペダリングではその筋肉が邪魔になるかもしれないからです。

 

そしてもう一つの理由があります。

筋力や心肺機能というのは、しばらく運動を止めると、あっという間に落ちてしまいます。

しかし、ペダリングのように体で覚えた技術というのは、死ぬまで忘れません。

例え長期間自転車から離れたとしても、少し乗ることで思い出すことが出来ます。

 

3、ペダリングと筋肉

ペダリング効率を高めるためには、筋肉の使い方も知っておきましょう。

結局体で覚えるしかないのですが、使い方を知っているのといないのでは、覚えるスピードが違います。

 

筋肉の使い方って何?

力一杯ペダルを回せばいいんじゃない?

 

違います。

効率を高めるためのキーワードは『拮抗筋(きっこうきん)』です。

皆さんは腕を伸ばす時、内側の筋肉が伸びて、外側の筋肉が縮みますよね。

このように、二つの筋肉の曲げ伸ばしで関節が動きます。

ペダリング中も足の筋肉も同じです。

反対側の筋肉を拮抗筋と言います。

 

一方の筋肉が縮む時、『拮抗筋』がリラックスしている。

これが、上手く出来るほど、ペダリングがうまくなります。

下手くそな人は、両方の筋肉に力が入っていて、ぎこちない筋肉の動きになっているのです。

要するに、ブレーキを掛けながら走っているようなものです。

 

ペダリング効率がうまい人は、ペダルを回している最中に、必要な筋肉に力を入れながら、必要ない筋肉をリラックスさせるのがうまいのです。

 

よくボディビルダーの人の筋肉は使えないって言われますね。

あれは、拮抗筋をリラックスさせるという目的は度外視で筋肉を付けたからです。

スポーツで活躍する筋肉の使い方を身に付けたいなら、一方の筋肉を使う時、拮抗筋はリラックスさせるという事を覚えましょう。

 

4、筋肉の使い方の練習方法

速くなるためには、ペダル一回転ごとに様々な筋肉を使っては脱力する方法をマスターしなくてはなりません。

順番こに筋肉に力を入れるわけです。

 

初心者の方はだいたい、すべての筋肉を使いっ放し状態にしています。

だからすぐに疲れてしまいます。

 

ある程度意識して、筋肉の使い方をマスターするためには、ペダルを前後上下に分けて、力を入れてみるといいでしょう。

例えば、ペダルが下に来た時の筋肉を使う感覚を身に付けたいときは、ペダルが下に来た時だけ、力を込めて後はリラックスするのです。

 

このように、力を入れる感覚を身に付けて、後は実際に沢山漕ぐ、その繰り返しで、ペダリング効率は良くなっていくでしょう。

とにかく、一回使ったらリラックスすることを意識してみてください。

全ての筋肉のリラックスが無意識に出来るようになったとき、かなり効率のいい走り方になっているはずです。

 

 

5、ビンディングペダル

ペダリング効率を極限まで高めたいなら、ビンディングペダルは必須です。

ペダルを前に押し出す時、後ろに引くときに大きな助けになってくれます。

 

ペダルと足がくっつくと360度力が入れられる、というのは事実です。

しかし、足が前に来て、踏み込むときが一番力が出るという事は覚えておきましょう。

なぜなら、足の体重もペダルに乗り、一番力が入れやすいからです。

 

引き足では、ペダルに力を加えるというよりも、ペダルの動きを邪魔しない事を意識しましょう。

実際にプロ選手のペダルへの力のかかり具合を計測すると、ペダルに力が加わるのはほぼ前側で、後ろ側は力が加わっていません。

 

前で力を加える。後ろで邪魔しない。

これを覚えておきましょう。

 







 

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