極限まで鍛えぬいた体と技で戦い、皇帝を守り抜く。それが衛帝隊の役割だ。
12人からなる最強の格闘集団
今回はまだ出番があまりなく、いまだ謎が多い人物に焦点を当てる。
ダイダロス・エッダ・ディノデイモス・????・????を紹介しよう。(ネタバレを含むので見る人は注意してほしい)
【関連記事】
・衛帝隊人物紹介(デミトリアス・ドライゼン・ロクサーネ・ルスカ)
・衛帝隊人物紹介②(アドニス・カサンドーラ、アポロニウス・ソルレオン)
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9人目
ダイダロス
無口なキャラクターで最初は何を考えているのかわからない眼差しをしていたが、話が進むにつれ表情が豊かになっていった。段々ペラペラしゃべるようになる。
近衛兵とアポロニウスが秘密の決闘をする際には、立会人を務めるところから見て、やはり秘密を守ると信頼されている所もあり、衛帝隊の中でも上位の実力者であることがうかがえる。
ファイトスタイルはいまだ謎に包まれているが、殴りもするし、投げもする事が分かっている。投げに至っては頭から地面にたたきつけており、戦闘に特化したスタイルである事がうかがえる。
ソルレオンと共に敵の施設内に突入する任務に抜擢されることが多く、相手を制圧する力に長けているようだ。
セリフ
「敵に舐められつけ上がられては話にならんぜ
俺達は卑しくも武力で禄を食んでいる訳だしな!」(アドニスと近衛兵とで小競り合いが起きた話を聞いて)
「お決まりの「無駄な抵抗」をするってよ ご苦労なこったぜ!」(スパイの籠城に対して)
10人目
エッダ
褐色の肌に男と比べても大柄な体格をした女性闘士だ。口調は天真爛漫で、少し幼ささえ感じさせる。が、陛下の死に嘆く、カサンドーラに気づかう様子が見られ、空気を読み人に優しく接することが出来る。
食いしん坊で、婚約者を失ったルスカの家を尋ねた時「モリモリ食べなきゃ元気なんか出ないよォ」と食事中に慰めるも「お前はモリモリ食べ過ぎだッ」とディノデイモスに叱られる。
護衛任務の際には敵の体をブン投げている姿が描かれているので、パワーを主体にしたファイトスタイルであることが予測される。
場面を和やかにする効果があるので、出番が増えればより人気も増すだろう。
セリフ
「かわゆい顔してやっるゥ!」(セスタスの戦いぶりを見て」
「よちよち」(副長に説教されたルスカに対して)
「なーんだ それじゃダメじゃん」(近衛兵との争いの原因がアドニスにあることを知り)
皆の先生
ディノデイモス
11人目と12人目の話に移る前にディノデイモスを紹介しよう。
元衛帝隊。補佐官。ルスカと入れ替わりで除隊。デミトリアスの闘技の師匠でもある。他にもルスカやドライゼン、ロクサーネなどの指導もしていたようだ。デミトリアスやドライゼンに意見が出来る数少ない存在。徒手格闘兵団訓練校の校長をしていたが現在は隠居中。
デミトリアスとザファルの戦いも当然知っており、ザファルの生存に驚いていた。
ルスカの衛帝隊入隊の日にはお祝いをしたり、婚約者が逝去した後には自宅を訪ねたりと、ルスカの事を孫か息子のように気にかけている。
セリフ
「やれやれ拳に酔って千鳥足か」(セスタスの攻撃で脳震盪を起こした訓練生を見て)
「やつれたなルスカ…」(婚約者をなくした後のルスカを見て)
「いい加減にせんかあッ!!!おのれら幾つだ!?」(デミトリアスとドライゼンの本気の取っ組み合いを見て)
11人目・12人目
衛帝隊は12人いる。それは間違いないのだが本編には実はまだこの二人は出て来ていないのだ。そこで、いったいどんな人物が衛帝隊の残りの二人なのかを考えてみようと思う。
まだ登場していない可能性は十分にあるが、現時点で実は登場していたという観点で考えていきたい。
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予想1
剣闘結社「ケルベロスのうちの誰か。
ケルベロスとは7巻で出てきた職業剣闘士の集団のことである。徒手格闘兵団なのに武器を使うのはあり得ないと思うかもしれないが、様々な地を巡る剣闘集団についていく事でスパイ活動などを行っていると考えるのはどうだろうか?
予想2
ゾラ
ゾラとは9巻でセスタスの一行に加わった少年拳奴の事である。セスタスをしのぐ破格の才能の持ち主とザファルに称されるほどの身体能力と気性の持ち主である。
「拳闘暗黒伝」から「拳奴死闘伝」までの間の時間がどれくらい流れているか正確には不明だが、セスタスの体格の成長具合を見る限りでは1~2年流れていてもおかしくはない。
その間に奴隷であるゾラが超人集団である衛帝隊に入れるかというと疑問ではあるが、可能性は全くのゼロではない。
予想3
エジプトのカーメス
カーメスはセスタスも出場している闘技祭のトーナメントの出場者の一人だ。
パウサニアスと戦ったわけだが、下馬評ではパウサニアスが有利で戦績が違うと言われるほどだ。つまりカーメスはあまり目立った戦績がないにも関わらず大会に参加していたのだ。しかし、総督はカーメスに賭けた「わしはあのエジプト人に賭けたぞ。まぁ見ておるが良い」となぜか自信満々だ。これはカーメスが強いのを知っていたからではないだろうか(ただ単に大穴に賭けたオッチャンの気分だったのかもしれないが)。
そしてカーメスの戦いのタイミングはちょうどソルレオンが”仕事”を行っている最中だった。
その仕事をするには観客たちの視線が試合に向いていれるほどやりやすい。そしてローマ時代の拳闘はお互い一歩も引かずに殴り合うようなものが大人気だ。だからカーメスはあえて「接近戦」で殴り合ったのではないだろうか?観客の注意を引くために。カーメスも裏の仕事を請け負う側の衛帝隊だったのではないだろうか。
予想4
コンコルディア闘技祭 総合格闘部門の出場者
これは最もあり得る考えだと思われる。
現在行われている闘技祭の拳闘部門にはセスタスが出場しているが総合格闘部門にはセスタスよりも実力があるとみられるラドックが出場している。
衛帝隊の一人、アドニスが拳闘部門に出場しているので、総合部門にも衛帝隊の隊員が威信を示すために出場している可能性もある。
「拳闘暗黒伝」の最終巻の予告で、ラドックが「命なんざ惜しかねぇ! 俺はあんたをッ超えてぇだけだ!!!」と言っているコマが載っている。これはザファルに対して言っているのだろう。デミトリアスと引き分けたザファル。そのザファルを超えるという事は、デミトリアスかそれに匹敵する総合格闘技の使い手に勝利するという事だろう。デミトリアスはローマに残留しているはずである。とすれば、衛帝隊員の中の総合格闘技の使い手が出場しているのではないだろうか。
そしてラドックの台詞はザファルに試合の出場を止められた後のものではないだろうか。ただの相手ならザファルは試合を止めたりしないだろう。しかし衛帝隊の誰かだとすれば自分の膝のケガを回想し止める可能性はある。(ただ単に総合相手に拳闘じゃ分が悪いというだけかもしれないが)
ただ、衛帝隊の誰かがアドニスと同じように出場しているなら、それはルスカかもしれない。
予想5
まだ出ていない
単純にまだ登場していないのだろう。
これから先、ルスカが占ってもらった結果を考えると、ネロの人生の最後まで漫画ではやるつもりなのだろう。そう考えるとこの漫画はまだ中盤にすら差し掛かってもいないのかもしれない。だとすればこれから先、衛帝隊の力が必要になってくる場面がたくさんあるはずだ。
そのときに残りの衛帝隊員が登場するのだろう。
この先、セスタスが無事完結する事を祈っている。
技来先生!応援しています。
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・衛帝隊紹介① デミトリアス・ドライゼン・ロクサーネ・ルスカ
・衛帝隊紹介② アドニス・カサンドーラ・アポロニウス・ソルレオン
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