【ネタバレ】BabySteps ベイビーステップ#433【感想】

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ベイビーステップ

#433『成長』

 

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※ネタバレが含まれますのでご注意ください。

 







 

慶稜チャレンジャー準決勝の一つ。

栄一郎と渡邊の戦いが終わった。

「ありがとうございました!」

ネットを挟み、握手を交わす両者。

ランキング下位に負けた渡邊の顔は険しい。

 

スコアは6-0、6-4を示している。

「おおーーっ 1400位台が161位に圧勝かよ!」

「チャレンジャー初挑戦で決勝進出はテニス界ではかなりの事件だぞ」

「丸尾栄一郎か・・全日本以来聞かなかったけど本当に出てきたんだな」

「すげぇ・・」

「池世代じゃ難波江に続く期待の新人じゃねえか?」

観客が興奮を隠しきれずにいる後方で、栄一郎のスポンサー企業の社長、エリックも試合に心を動かされていた。

 

コートを後にする栄一郎。

試合の熱と勝利の興奮で頬を染めている。

(やりたいことが全部できた・・・・

紙一重でも日本代表に・・

勝った・・・・)

勝利の事実に眼を向け胸が高鳴る栄一郎。

(強くなった! 手応えがある・・・・!)

 

「エーちゃん!!」

ナツや影山など、応援していたメンバーが駆け寄ってきた。

「なっちゃん みんな・・・・」

階段を上る栄一郎。

しかし、激しい試合の疲れで、躓いてしまった。

「わっ」

そのままナツに体を預ける栄一郎。

 

ナツと顔を見合わせると、試合の緊張やダメージが急に現れたかのようになる。

「そうだね・・・・命懸けだったもんね」

青井コーチの言った。

「正直自滅もあり得る戦い方だったからな」

戦いが綱渡りだった事を示唆しつつも、栄一郎の実力も十分勝利に値する者だったことを伝える。

「今日の勝ちでお前はこのくらいはできるんだと自信を持っていいはずだ

・・・・てことで

そろそろもうちょっと離れようか」

青井の言葉で周囲の好奇の目に気付き、慌ててナツから離れる栄一郎だった。

 

「お疲れさん・・・・

いい試合だったが厳しい結果だな」

マッサージルームで渡邊と向かい合う浅野。

代表コーチとして、言葉を続ける。

「渡邊くんはずっとGSの本戦出場を目標にしてるって聞いてるけど・・・・

それはもうやめた方がよくないか?」

「・・・・!」

ネガティブな意味を感じ、思わず顔を上げる渡邊。

「あっ・・・・違う違う

無理とか言ってるんじゃなくてね」

慌てて補足する浅野。

 

ランキングが遥か下の丸尾は、渡邊と同じくGS本戦出場を目標にしている事を語りだした。

「君は丸尾くんと同じことを言ってちゃダメじゃないか?」

「でも実際まだ出たことがないですから・・」

「それは関係ないんだよ!

君にはこの世界の目標設定がどれだけ大切かをもっと理解して欲しい」

 

GS出場だけを目標にして下部ツアーでポイント稼ぎをしていることで、上位選手と戦う機会が少なくなっていることを指摘した。

「下部ツアーで勝つことだってもちろん大事だ

だけど今の君はそこで確実に勝とうとしすぎてテニスが小さくなってる」

図星をつかれ、思わず顔が険しくなる渡邊。

「でもこれってさ・・

君に伸び代があるってことだよね」

「!」

 

虚をつかれた渡邊。

自分の可能性に気付かされたようだ。

「協力するから・・・・ここから始めよう」

「はい・・・・よろしくお願いします」

 

一方丸尾は両親と共に、エリックと顔を合わせていた。

「エリックさん・・・・わざわざいらしてくださってありがとうございます!」

「ついに君が笑顔を作る瞬間を見た

でも君ならもっとできると思っている」

「ありがとうございます!」

(ついに・・決勝だ!!)

 

その時、栄一郎の横を二人の選手が横切った。

もう一つの準決勝が始まろうとしていたのだ。

そのうちの一人が栄一郎に手を振った。

友人のクリシュナである。

(次の相手はクリシュナか・・・・第5シードの152位アロイージ)

 

「よし行くぞ」

青井が栄一郎の肩に手を乗せる。

エリックとその秘書は、後ろ姿を見送った。

「丸尾くんかっこよかったですね」

「そうだな 地道だけど大胆で自分にもできると希望を与えてくれる

彼の壁の破り方はゾクゾクするほど魅力があるよ」

 

影山達とも離れ、ホテルに戻り、試合後の疲労を取る栄一郎。

携帯に連絡が入る。

父親の一弥からだ。

「あ 父さん 試合どうなった・・・・

え? もう終わったの?

早いな・・・・6-3 6-1で・・・・」

(決勝戦は・・・・クリシュナか!)

 

「エーちゃんがフロリダ行った時の友達だったよね」

「うん こんな舞台で試合できて嬉しいよ」

次の試合のことを考えながらも、青井が気を利かせる。

「今日は他に予定はないのか?

だってナツは明日もうアメリカだろ?」

 

離れる覚悟はできている二人。

「今日はずっと一緒にいられるしそれでいいよね」

(へー・・・・意外とあっさりしてんだな)

「よし・・・・じゃあ優勝に向けて万全を期すぞ」

 

次回#434『夕暮れ』つづく

 

感想

お、さっそくイチャイチャしてんね

渡邊に勝った事で自分の成長を実感したエーちゃんでしたが、渡邊もまた、自分の成長の可能性を見つけることが出来た見たいですね。

サブタイトルの『成長』は、二人にかかっていたようです。

 

エーちゃんにめっちゃ肩入れしている浅野さんですが、他の代表メンバーにもしっかりと気を配っているのが伝わってくるエピソードですね。

目標設定は本当に大事ですよね。

ろくに練習していない奴が、「目標は優勝!」なんて言っているの聞くと、「お前の練習量で何言ってんだ」って気分になりますが、低すぎるのもいけませんね。

 

ホテルでクールダウンして、青井さんが気を利かせた雰囲気になったので、まさかこのまま青井さんが退散してなっちゃんとあんな事やこんな事があるというのかと思ったんですが、そんなことはありませんでしたね笑

 

次回のサブタイトルが『夕暮れ』なので、夕暮れをバックにお別れのキスかなんかするんですかね。

 

テニス一言メモ

『チャレンジャー獲得ポイント』

テニスの大会にはランクがありますね。

現在エーちゃんが出場しているのは、チャレンジャーの大会ですね。

 

マスターズ1000やら500やら250やらは、優勝したら何ポイントもらえるか一目瞭然ですが、チャレンジャーは何ポイントもらえるかはパッと見わからないですよね。

 

実は、チャレンジャーは大会の格によって、ポイントも違います。

具体的にはウィキペディアを見るとすぐにわかるのでそちらをどうぞ笑

優勝すると80~125ポイントはもらえます。

 







 

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