【ネタバレ】BabySteps ベイビーステップ#425【感想】

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ベイビーステップ最新話

#425『異種』

【関連記事】

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※ネタバレ、感想が含まれますのでご注意ください。

(最後にテニス一言メモがあります)

 


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仙台の株式会社ボディプラス。

丸尾のスポンサーを務める会社だ。

その社長、エリックは片肘をついて、パソコン画面をじっと見つめていた。

 

「どうでした? 丸尾君は」

「ハハハ バレてたか」

「・・・まあラッキーな勝利だったが18歳でチャレンジャーベスト4以上が確定した

これで世界ランクは600位台にはなる」

(この負けをどう次に結びつけるかは見ものだよな)

 

その頃、帰りの電車に揺られる栄一郎と青井。

「日本代表の渡邊さんとの試合に備えるって

どういうことですか?

「お前さ・・「やっぱり日本代表は違うなー」とか思ってんだろ」

う・・

図星をつかれる栄一郎。

渡邊達に気後れしていることは明白だ。

 

「経験が長い門馬や吉道は特に日本代表への思い入れは強い

だからって皆があそこまで代表に全てを懸けられるわけじゃない」

「じゃあ渡邊さんは・・・・」

「代表経験は浅いし まだ25歳だし

ベテランとは少し違うだろうな」

 

それでも話していくうちに弱気になっている自分に気が付く栄一郎。

「この弱気がダメなんですよね!

日本代表の壁に挑むチャンスがもらえたんだから・・・・

次は何とかそれを乗り越える方法を見つけ出さなきゃ・・」

しかし青井は別の事を考えていた。

 

「壁ねえ・・

俺もその壁を常に意識してきたけど本当にそんなものあるのかね?

単に俺やお前の弱気の産物かもしんねえぞ?

一瞬考え込む栄一郎。

「・・・・だとしても俺はそこを乗り越えなきゃいけないと思います」

「1セットで一瞬も相手の気持ちを切れなかったトラウマくらいは何とかしてえよな」

青井もそのための方法を考えて、今日の場所に誘ったのだ。

着いたぞ

 

「格闘技のジムですよね」

「ああ俺も初めて来た」

地下にあるスペースに行くと、サンドバッグや鏡が設置された空間に着いた。

体格のいい男達がいる。

「こんにちはー先ほど連絡した青井でーす」

「ああ 青井さんどうぞー

弟から話は聞いてます

 

青井が栄一郎に問う

「この人・・・・誰かに似てると思わないか?」

「え・・・・」

総合格闘家

池雄大

池の兄貴だぜ

「いつも弟が世話になってるみたいで」

驚く栄一郎。

(い・・・・池くんのお兄さん・・・・!?

格闘家・・・・!?)

 

「しかし『異種スポーツミーティング』とは面白そうですねー」

(異種・・スポーツ・・・・ミーティング・・・・?」

「今日日本代表の強豪にまたガツンとやられたところなんです」

「自身の喪失と回復・・・・プロの世界はどこもそこでのサバイバルですよね」

「要はメンタルトレーニングさせにきました」

「俺だけじゃ何なんでもう一人・・・・

後輩でちょうどいい奴参加させて下さい

おーい原田!

 

池雄大の呼びかけにメガネをかけた男が返事をする。

格闘技をしているだけあって体格がいい。

「彼はプロになったばかりの去年の高校生日本チャンピオンです

丸尾選手と同い年ですし何かと刺激になればいいなと」

(なんかすごく温厚そうな人だけど・・・・テニスでいえば難波江くんくらい強いってことか)

原田樹です よろしく

樹の眼がカッと開く。

(やっぱりちょっと怖いかも)

 

車座になり座る四人。

青井が口火を切る。

「境遇の近い彼に明日の試合について色々ぶっちゃけて聞いてみろよ」

それを聞き少し遠慮がちに質問する丸尾。

「原田さんの戦う相手が日本でトップクラスの強い人だとしたら

その重圧とはどう対峙するんですか?」

「あ、樹でいいですよ」と前置きし、池に聞く。

「思ったことを言った方がいいんですよね?」

「そうだな」

そもそもテニスの試合に重圧ってかかるんですか?

 

「はい!?」

予想外の質問に固まる栄一郎。

「いや・・・だって血まみれになったり

死ぬ危険はないですよね?」

「でもプロとして結果は出さなきゃ生きていけないですし・・・・

支えてくれる人達への使命感だってありますから・・・・」

同い年の二人の会話が続く。

違う競技だと考え方がまるで違うようだ。

 

「試合中だって勝つにしろ負けるにしろ

死ぬほど辛い状況に陥る覚悟で戦ってます

じゃないと本当にそうなった時

耐えられなくて体が勝手に逃げちゃうんです

「確かにそれはテニスにはない重圧ですね・・・・」

(重圧の種類が違えば対処も違うのか・・・・)

 

「海外で連戦って・・・・試合数はそんなに多いんですか?」

「年間25大会くらいは出場したいです」

 

「トッププロなら年間約12万キロを移動しながら戦い通すんです」

「12万キロって?」

「大体世界3周分くらいです」

はぁ?

 

「そんなスケジュールで技術の向上とかモチベーションの維持とかそれ以前に普通の人の営みはできるの?」

「あのー・・・・ちょっとその前にもう少し格闘技の重圧の恐ろしさについてもう少し教えてもらえませんか?」

その話・・・・面白いかな?」

「少なくとも今の僕にはすごく興味があります!

話が噛み合わないながらも熱を帯びてきた二人。

樹が口を開く。

「あ・・じゃあいい話があります・・・・」

#426『考え方』につづく。

 

【感想】

池爽児に兄弟がいたんですね。きっとなっちゃんとも顔見知りでしょうね。

青井コーチの言うとおり、相手をあんまり大きく見過ぎちゃうと、いらないプレッシャーを感じてしまうかもしれませんね。

エーちゃんがピンチの時は、青井コーチが支える。この構図がこれからも続いてほしいです。

しかし、初っ端の「テニスの試合に重圧ってかかるんですか?」はインパクト大ですね。

テニス経験者から言わせると、「かかりまくりよ!」ってなるんですが、周りから見てると、一瞬で勝負が決まるわけじゃないから、そう見えないのかもしれませんね。

いや、本当プレッシャー凄いのよ、テニス。

 

【テニス一言メモ】

『年間試合数について』

エーちゃんが今回の話で言っていましたね。

「25大会くらい出場したいです」

でも、25大会で獲得したポイントは全部ランキングに反映されるわけではありません。

ポイントが稼げた順に上位18大会のポイントがランキングに反映されます。

じゃあエーちゃんはなんで25大会も出るのかというと、一つには試合慣れしたいというのもあるでしょう、もう一つの理由はまさにポイントのためです。

エーちゃんは最初の頃負けまくったので、たくさん大会に出て、成績を残せば、悪かった大会のポイントに上書きできるということですね。

現実でも、錦織選手が一回戦負けをしてもランキングを落としていないのは、それ以外の18大会で1年以内に上位に残っているからです。

ちなみにランキング上位八名が参加できるATPツアーファイナルズでのポイントは18試合のポイントとは別に反映されますので、ポイント的に更に有利になります。

 


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