【ネタバレ】BabySteps ベイビーステップ#1【感想】

Pocket

ベイビーステップ最新話

#1ベイビーステップ(1巻収録)

※感想、ネタバレ含みますので注意してください。

(最後にテニス一言メモがあります)

 


スポンサードリンク







 

授業の終わりの時間。

「時間が余ったから応用問題を一つ」と先生が言った。

ざわつく教室。

指名される青年。

難なく黒板に正解を描き、同級生からは「さすが」の一言。

 

そんな主人公の名前は、丸尾栄一郎、15歳。

高校入学から2週間がたったばかりの青年だ。

小学生から9年間、成績はオールA。

栄一郎という名前も相まってか、あだ名は「エーちゃん」

毎日の生活に疑問一つ抱かず、平凡な日々を過ごしていた。

 

昼休み。

「もっとちゃんと噛まないと消化に悪いと思うぞ」

親友の影山小次郎の食べ方に苦言を言う栄一郎。

だが逆に

「俺的にはお前のこっちの方が心配だよ」

と指摘される。

弁当箱の中のご飯やおかずはきれいに9分割されていた。

ついでにおかずをひょいと、取っていった影山。

そのお返しの肉じゃがの汁がご飯につき、激怒する栄一郎。

静まり返る教室。

「それじゃ完璧主義通り過ぎてビョーキだぜ?」

影山の言葉が胸に刺さる。

 

その時、勢いよく教室の扉を開ける美少女が現れた。

「2組の鷹崎ナツだよ」

「すっげーかわいいな」

ざわつく教室。

その少女は友達にノートを借りにきたようだ。

次の時間の小テストがあるらしい。

 

「あーでも、そーゆーコトなら

私のより『エーちゃんノート』の方がいいよ」

その言葉に息を飲む栄一郎。

「エーちゃんいい人だから誰にでもコピーしてくれんの」

友達からそのコピーを受け取りパラパラと見るナツ。

「うわー・・・すごいっていうかここまでくると」

ナツの言葉に胸の鼓動が早まる栄一郎。しかし・・・

「キモい」

ナツの言葉にショックを受ける。

 

「シーーッ!バカッうしろ!」

友達の言葉を聞き、後ろに視線を向けるナツ。

そこには落ち込む栄一郎の姿があった。

「あっ・・・・

ひょっとして『エーちゃん』・・さん?」

「あ・・はい

丸尾栄一郎です

はじめまして」

ナツと栄一郎の対面であった。

 

「だってこんなノート作ってるなんて普通じゃないでしょ?

すごいを通り越して紙一重って言うか

だから本人も変わってるんだろうなって思って」

ナツのフォローに、更に傷つく栄一郎。

 

それでも、ノートのコピーを貸すためにテストの科目を聞く。

小テストは世界史らしいが、コピーが無く、原本を貸すことにした。

栄一郎が毎日毎日描き続けている、シミ一つない完璧なノートである。

 

「ありがとエーちゃん」

お礼を言い教室を出ようとした所で、ナツがハデに転んだ。

手に持っていたエーちゃんノートは、クシャクシャになり、ひっくり返った弁当で汚れていた。

卒倒しそうになる栄一郎。

 

ナツは立ち上がり、ノートの汚れをとり一言

「うん!読める読めるっ」

衝撃を受けるその場の一同だったが、その後の一言

「エーちゃんごめん

ちょっと汚しちゃった」を聞くと

男達の脳内は満場一致で

(か・・・・・・かわいいっ!!)

に支配されたのであった。(栄一郎はちょっと納得いかない感じだった)

 

「エーちゃん部活とかやんないの?」

その日の帰り、ノートが汚れたことで落ち込んでいるエーちゃんに影山が言った。

部活には入らないが運動不足にならないように何か運動を始めるという栄一郎。

スケジュール帳を取り出す栄一郎に、影山は「人生のレールが見えるぜ」と言う。

「お前、それで楽しいの?」

栄一郎は考え込んだ。そして・・・

「わかんない」

ずっこける影山。

「お前は幸せだなぁ」

「そ・・そう言う影山はどうなんだよ」

「俺は一発当てる!」

「何を?」

 

家に帰ると、賑やかな声が聞こえてきた。

どうやら母親の友達が来ているらしい。

「ちょっと栄一郎。コレコレ!」

母親が手渡してきたのはテニスクラブのパンフレットだ。

母親のすすめもあり、半ば強制的にそこに書かれたテニスクラブ―――STCに行くことにした。

 

「うわーーっ 広っ!!」

STC―――南テニスクラブは大きかった。

ジュニアの育成から趣味まで、様々な要望に幅広くこたえるテニスクラブだった。

 

「週一で習うにはちょうどいいかもしれないな」

栄一郎がそんな事を考えながら歩いていると、驚きの光景を目にした。

「あっ!!!」

鷹崎ナツがテニスをしていた。しかもうまい。

 

「おい!」

思わず隠れてしまった栄一郎の後ろから声がした。

振り返ると、10歳くらいの男の子が立っていた。

「変質者だな

コーチィー

変なオジサンがいるぅー!!」

「どーしたの?勇樹くん」

コーチが驚きながら顔を出した。

そこに現れた、鷹崎ナツ。

「エーちゃん!?」

 

誤解もとけ、テニスの無料体験をすることになった栄一郎。

自己紹介もそこそこに、さっそく練習に参加した。

(あれ?なんか みんなの表情が・・・・)

和気藹々とした先ほどまでの雰囲気と異なり、練習モードに入ったジュニアたち。

栄一郎も必死で走るが体が追いつかない。

先を行く勇樹に舌を出され、意地になり全力で走る。

「うおおおおおおお  お  お   お・・・っ」

しかし、意識が遠くなる。

「も・・・ダ・・メ・・・・」

 

 

「ダッセェなお前!」

起き上がった栄一郎に勇樹の言葉が突き刺さる。

恥ずかしいので、一言コーチに挨拶をしてから帰ろうとした栄一郎だったが、ナツとぶつかってしまう。

「もう大丈夫?」

「だ・・・大丈夫だよっ」

そう言って帰ることを伝える栄一郎にナツは尋ねた。

 

「勉強楽しい?」

やらなくてはいけないからやる、と答える栄一郎にナツは再び尋ねた。

「何してる時がいちばん楽しいの?」

影山の言葉が重なり困惑する栄一郎。

「鷹崎さんみたいにむちゅうになれる趣味はないなぁ」

 

「趣味? 趣味に見えた?」

「え? 違うの?」

「うん・・・・一応プロ目指してるからさ」

 

先ほどの話は秘密だとナツと約束をし、クラブを後にする栄一郎。

バスの中で夢に溢れた過去の自分を思い出していた。

(あれ・・・・? 俺いつからこうなったんだっけ?)

栄一郎の頭の中を今日の出来事が駆け巡った。

「すみません運転手さん!」

 

家からはまだ遠い場所でバスから降りる栄一郎。

(大学受験にも体力は必要だよな! うん!!)

そう言って走り始めた。

その表情は、平凡な毎日を送っていたころとは違っていた。

 

【感想】

きっちりした主人公のエーちゃんと大ざっぱなヒロイン、ナツの対比がいいですね。

またエーちゃんがどれくらい、きっちりしているのかもわかりやすいですね。(それにしても、肉じゃがで絶叫はちょっとヤバイ奴に見えますが)

テニス漫画なのに、主人公がラケットすらまだ持ってないのも面白いですが、これからどんなふうに成長していくのか楽しみですね。

影山の「一発当てる」に対してのエーちゃんの「何を?」本気で聞いてそうで面白いですね。

 

では次回、#2完璧!に続きます。

テニス一言メモ

『 グランドスラムとは』

最近はニュースでもよく聞くようになりましたね。

グランドスラムは4大大会とも言われます。

名前の通り、最高峰の4つの大会を指して言います。

具体的には、全豪オープン・全仏オープン(ローランギャロス)・全英オープン(ウィンブルドン)・全米オープンの4つの大会のことをグランドスラムと言います。


スポンサードリンク







 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。